わたしたち夫婦は4年ほど前より2.20の結婚記念日には

お祝いと今までの回想 またこれまで頑張ってきたご褒美にと

星付きレストランなどで食事をすることに決めている

第一回目は家の目と鼻の先にあるちょっと有名な高級レストランへ

(ここは父が来ると必ず初夜に行くことにしているお気に入りのレストラン

オマール海老や肉料理などがとても美味しい)

そして2度目は " Sola "という日本人シェフの営む星付きレストランへ

ここはデザートのソルベが忘れられないくらいに美味だったがお値段の割には

日本でならば少し高いお店では味わえるような物などで少し残念だった

そして去年は日本で過ごしたので 接待などで利用される予約必須な懐石料理 "光琳坊" へ

全て個室のみで接待されているような声などは聞こえてくるものの

夫婦2人でゆっくりと過ごせ また着物を着た身のこなしの優雅な

女中さんがお料理やお酒を次々に運んできてくれるのはとても気持ちが良かった

お味は... とても美味で お魚の塩辛にイカを漬けミョウガのマリネや

お茄子のマリネを和えた "茄子とイカの酒盗和え"は絶品そのものだった

そして今回訪れたのは...

エッフェル塔のすぐ側に構えるレストラン、" David Toutain "

2011年にオープンした "アガペ・シュブスタンス" のシェフに就任

20歳のときから注目され、素材の魔術師と言われる3つ星 "アルページュ"のアラン・パッサールにより

あまたいる才能高き愛弟子のなかでもトゥタンは群を抜いていたと評価されていた

そんな彼のレストラン 

良いコメント 悪いコメントをインターネットで事前に読みながら

ちょっと不安な面持ちでお店に入る

  

こちら両方ともきちんと食すことが出来るもの

変わった調理法 食材の合わせ方 見せ方として話題だっただけに

毎回お皿が出るたびに驚きながら食しました

これら2つはとても美味

右側のクリームにはホワイトチョコレートも入っているけれど甘くはなかった...

こちらのブリオッシュと胚芽ラスクのようなもの

どちらもとぉ〜っても美味で また中央に位置するバターがフレッシュで濃厚で

美味しすぎてたっぷりとつけて頂いてしまった...

( 藁の上に乗ったブリオッシュ 胚芽の中に埋まったラスク... )

生まれたての卵みたいにこれまた藁に乗ってます

これはスコッチエッグにコーンクリームやハーブ、様々なソースなどが

加えられた七色の味のするスープのようなものでした

これが絶品...

これはリゾット

実はこの前に一人35ユーロを追加することでトリュフを加えることが

出来ると言われていたのです

これを食してすぐに思ったのが... 何か足りない それはトリュフ (笑

残念ながら予算外なのでトリュフは載せられませんでしたが

うまい商売をしています くぅぅぅ

なので ちょっと味にイマイチ締まりがなく普通な味わいでした

.......................

この後にウナギと海藻のスープのようなものが出てきましたが

まずしょっぱい

ちょっと塩気が多すぎてウナギの味は全くせず

まずくはないけれど白ご飯にかけたらさぞかし美味しいだろう

というような代物だったのでちょっとマイナス

これは夫婦2人で唸るほど美味しいと感じた

cabillaud タラのタピオカソース グレープフルーツソースなど

様々なソースを添えられたもの

なんといってもタラの焼き加減がこれ以上ないくらい抜群で

これ以上焼いたらパサっとする これ以前だと半生になってしまう

という100/100の焼き具合だった

いろんなソースを混ぜて味わうとこれまた七色の味に...

夫婦で満面の笑み

鴨肉のソテー

カリフラワーのあわあわソースなどこれも様々な味のソースがあり

また焼き具合が絶妙

このレストランの焼き係は絶対に才能あり!!!

デザートの前のお口直し

カリフラワーとホワイトチョコのムースのようなソルベのようなお品

あっさりしていて淡い甘さで美味しかった

  

私が一番気に入ったのがこのデザート!

マダガスカル産ハチミツのソルベにミルクアイスを薄い板状にしたものが

添えられたなんとも言えない味わい!

見た目もキュートで小さな粒になったマダガスカルのハチミツが

これまた美味しくて...

これは2皿は食べたかった

  

これは2つ目のデザート

コリアンダーのアイスにグレープフルーツなど柑橘系が添えられて...

ちょっとやりすぎ感というか...

何か足りないというか... 感動は味わえなかった

(美味しかったですけどね!)

もう だいぶお腹いっぱいだったけれど

最後に出てきたのがチュロスみたいなものと土の中に

(ココアクランブルでこれだけ食べてもすごーーーく美味しかった!)

入ったトリュフ

そして黒糖のような味わいだったグラスソルベ!!!

*

*

*

これでやっとこさお会計.......

人によっては少なすぎて... という方もいましたが

おそらく5品のコースをお選びになった方でしょうね

Solaもそうでしたがこちらも私たちは7種コースを選んだので

たぁ〜っぷりでした

ただ 確かに最近この小量多皿が流行っていますね

私は色々と味わうのが好きなので逆にフランスのがっつり!よりも

好みに値いしますが個人差はありそう

ただ... とても気になったのが接客

どちらかというと”ひどい”と言わざるを得ない;;;

まず席の通されてからテーブルを見ると私の前にいたお客様のものであろう

スープ跡の食べカスのようなものがびったりとこびりついている...

笑顔でウエイトレスの女性に拭ってもらうことを頼むも

15分経っても拭く気配ナシ

もう一度(これまた頑張って笑顔で)頼むと

" ウィ ウィ”

とちょっと苛立っているような返事が返ってきた.......

この時点で私のこのレストランの星付きという評価はガクッと下がる

いいんですよ 普通のレストランならね

けれどこれだけの値段をとっていて星付きならば接客もとても大切

ゆっくりとお料理が出るのを待っていると

横で常にこの女性ウエイトレスが他のウエイターにごにょごにょと険悪な

ムードで話している...

店内でも上に通されたためちょっと狭いスペースだったので

バタバタ バタバタと常にウエイターたちの渋滞?みたいになっていて

居心地は本当に悪かった

その上来ていたお客たちも料理には全く関心なく

下品なリッチマダムは下の広いスペースの席に通されなかったことに苛立ちを

覚えながらご主人とブツブツ文句

そしておもむろにエルメスのバーキンを机の上に(なぜ?!しかもこんな小さな机の上?に?!)置く...

お・そ・ら・く 見てもらいたかったのでしょう...

そしてお料理で毎回添えられていた木の枝をコンコンコンと叩いて

音を鳴らして笑ったり 鹿の角に見立てて頭に立てたり...

ジュエリーもバッグも高い物ばかりを身につけていつ割には

とても下品な夫婦で悲しくなってしまった...

レストランって面白いのが ウエイトレスやウエイターの質によって

お客様の笑顔?寛ぎ方?が全然違ってくる

ここのレストランは接客が悪いためにお客さんの質が悪いのではなくて

お客さんを良い雰囲気に持っていけないだけ

なので22:00くらいになって人がどんどん減っていくと

やっとこさ気分よく食事することが出来ました

ここのメインイベントであるような言われ方をしている

お肉料理の時には様々な種類のナイフを持ってきてそれを自分で

チョイスすることが出来ると...

それも なぜか! はしょられて勝手に選ばれてましたよ

いいんです いいんです

けど 統一性がないというのはどうなんだろう

おそらく最後の予約時間だったので時間が押していたのか

バタバタ... と急いでる感じが読み取れてそれも辛かった...

一人だけ ソムリエさんが良かった〜

ジェジェさんは自分でワインを選ぶのが大好きで10分くらい選ぶのに時間を

費やしたけれど このワインを持ってきた時

ソムリエさんが ”すごくすごくいいチョイスですね〜”と一言

ジェジェさんが ”そうですか!それは嬉しいな!”というと

”え?このワイン知らないんですか???”と...

興奮気味に説明してくださったソムリエさんの仰られた通り

香りがナッツと香ばしく 口に含むと爽やかで本当にこんな白ワインは

味わったことがなかった

唯一このソムリエさんだけが帰る時に扉のところまでお見送りに来てくれました

他の方々 横目で "さよなら〜”...........

う〜ん 味が美味しくっても高級レストランの接客は

味と同じくらい大切ですよ と思えた夜でした

9年目!と思っていたら父に母の死んだ年と計算して

実は8年目だったと発覚した今週...

9年目はどこに行こう... また1年頑張ろう〜と思える良い1日となりました ♡

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