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Taille:高さ、cm

1930年代頃のアンティークバンビちゃん。
こうしたアンティークと呼べるバンビちゃんは意外と見かけないのです。特にキュートなくりくりお目めの子にはなかなか出会えない。。。
そんな中、突如出会ったこの子に運命を感じて、、、
春らしく『祈りを捧げる春の妖精バンビちゃん』と題してフルーリーながら厳かで清楚な雰囲気を出したかったのです。
ベースにはかなり緻密なレース、チュール、écruファブリック生地などを中心としたコラージュ刺繍を施しました。
様々な色合いのアンティーク糸を用いて。。。
ピンク、ブルー、ミントグリーン、サーモン、からし、、、カラフルさがキッチュにならないのはとても細めの糸を細かくステッチしたため。
近くで見るととても細かくて幾十にも重なり合ったチュールやファブリック、糸の縫い目などを目にすることが出来ます。
そこに１９００’sくらいの手作りで仕上げられたシャプレのマザーパールビーズチェーン（といっても手作りのため金具類はなく紐で繋げられているのです。そのため重厚さがなくこの愛らしいバンビちゃんにぴったり！）のみを用いて祈りを捧げている様を表現。
そこに様々なアンティークコサージュパーツを一度全て取り外してhenoスタイルに再度重ね合わせたブーケをところどころにデコレーションしています。
クリアカラーのビーズ類はもともととても繊細なシフォン生地に縫い付けられていたパーツでそのまま使用しました。
そこに明るい黄緑色のステッチがあったので、１９世紀のボビンより同じような色合いのシルク糸を見つけたのでところどころステッチを施しています。

とてもレアな１８５０−１９００’sくらいまでの鉛で出来たシーリングスタンプを贅沢にも４つも飾りました。
ルリケールなどのアイテムでよく見かけるのが、大切な聖物を額などに仕舞いこみ赤い糸などで厳重に閉めてシーリングスタンプで閉じ込めるというもの。
それをナクレパールチェーンと鉛のシーリングスタンプによって表現してみました。
そして様々な大きさ、カッティングのシルバーメタルビーズでキラリ、キラリと祈りの輝きを表しています。
こちらはとても緻密なビーズ刺繍でとても時間をかけて丁寧に仕上げました。

最後に羽の小さなお帽子をかけて。。。
日曜日の教会にて祈りを捧げるバンビちゃんが出来上がったというわけです。

春らしくロマンティックながら、ノワールのチュールたちや重厚な面持ちの鉛シーリングなどで落ち着いた印象、厳かな雰囲気を醸し出しています。
まるでマリア様とイエスキリストが一体になったような、、、。

ここまで緻密なデコレーションを凝らしたオブジェは初めて作ったように思います。

＊こちらは高額商品になりますので、分割なども相談に乗らせて頂きます。
お気軽にお問い合わせ下さいませね。